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遡上魚の生態調査

 
ダムから上がってきて、一つ目の大場所。
RIMG10382.jpg

8/5 (日)   庄川水系・本流~支流


銀毛ヤマメの謎

今回は、前々から疑問に思っていた答えを探すべく庄川の本流へやってきました。

何ゆえ、こんな時期にこんな場所で釣りをしているかというと
支流で釣れる”ダム差し”と言われる魚は、本当にダム差しなのか? という疑問があるからです。


今年の7月にもダム差しらしき34cmのヤマメを支流で釣っているのですが
正直なところダムから上って来たにしては、小さい気がします。

34cmのヤマメは、普通に川で釣るサイズとしては十分に良いサイズだと思います。
思いますが、ダム差しというのを前提に考えると小さいと思いませんか?

調べると3月~ダムで釣れているヤマメ(ランドロックのサクラマス)は、40cmぐらいあり
大きいと50cmなんてサイズも釣られています。

もちろん全てが大きいわけではなく、30cm台のヤマメも釣られていますが
もしそれらのヤマメが上ってきているのだとしたら、40cm台のヤマメも時々ぐらいは釣れるはずです。


もしかすると私が釣れないだけで、40cm台のヤマメを支流で普通に釣っている方も居るかもしれませんが
私自身が釣るダム差しかもしれない銀毛ヤマメのサイズ帯は、30cm~35cmがアベレージで
たまに30cm台後半、40cmを超えるサイズは超稀です。 

そこで、ダムから近い本流で釣れるヤマメのサイズと見た目を確認しようと
庄川本流へやってきたのです。



40cm近い魚が居ました。

バックウォーター近くから釣り上がったのですが、そう簡単には釣れませんね。 

釣れないというよりは、ポイントが無いと言うべきか
しばらくは砂地と流木の滞積区間が続き、魚の付きそうなポイントはしばらく釣り上がり
岩盤などの固い障害物が出始めた所からでした。


やっと、遡上してきた魚が溜まりそうな淵までやってきました。

適当にフライを投げても釣れる気はしないので、大きな魚は居ないかと川を見ていると・・・
40cmぐらいの魚影を発見。 

釣れそうな位置には居ないので、しばらく見ていると手前にも魚影が見えます。

フライを流してみると見には来るのですが、食べません。 

しばらくフライを流していると奥の流れに移動してしまったので、別の魚を探しに行きます。


一つ上のポイントで、またしても魚影を発見。 

中層ぐらいに居るので、上流に回り込みDニンフシステムで送り込めば釣れそうな位置に居ます。

上流へ回り込み、フライを交換し、流れに乗せて魚の居る位置まで流し込んで・・・

魚影が見えた所でテンションを掛け、フライを浮上させると魚も浮上してきて
何かを食べるような動作をしたのでアワセを入れます。

掛かりました。 ぐでんぐでん抵抗をしています。

立ち居地は、1m角ぐらいの岩場で移動できない為
上流方向へ引っ張ってこなければなりません。


掛かっても取れるかな~? と思っていたのですが、上流方向へ魚の方から泳いで来てくれたで
足元の岩場でティペットが擦れないようにだけ気を付け、無事キャッチ。 

何となく予想されていたと思いますが、この魚が釣れました。



ファイトが放流ニジマスだったので、今年川に入った魚かな?
RIMG10387.jpg


支流の銀毛ヤマメを確認しに行きました。

釣り上がっていくと鮎釣りの方が見えたので、これにて本流の釣りは終了。

時間はまだあるので、支流へ向かいます。 


今度は、銀毛ヤマメが釣れる支流へやってきました。

相変わらずの人気河川で、入渓ポイントにはしっかり車が停まっています。

入れる区間はないかと車を進ませていると、動いている前の車に追い付いてしまったので
奥までは行かず、次に空いている区間があれば そこから入る事にしました。


渇水なので、もう少し水量の多い区間に入りたかったところですが仕方ありません。

いつ歩いたのか分からないぐらい足跡がペタペタ砂地に付いていますが
この川ではよくある事なので、先行者に追い付かないのであれば気にせず釣り上がっていきます。


もう魚も人馴れしているのかもしれませんね。

ヒラキや淵などは先行者が居ると難しいですが、瀬の中にあるピンスポットを流せば魚の反応があります。

銀毛は、尺ぐらいのアマゴが1匹と29cmぐらいのヤマメが釣れました。 

銀毛としては最小クラスのサイズですが、よく釣れる細長くて尾びれだけシュッとしたタイプの銀毛です。

この魚もダムから上ってきているのですかね?



うっすら朱点があるので、アマゴかな。
RIMG10417.jpg


こっちは、ヤマメだと思います。
RIMG10438.jpg


仮説を考えてみました。

もし、3月にダムで釣れている40cm前後のヤマメが支流へ上がって来ているのだとすれば
7月に釣れるダム差しのヤマメは、小さく見積もっても同サイズが釣れるはずです。

しかし、実際に釣れている支流の銀毛ヤマメは33cm前後という事を考えると
3月に釣れるヤマメと7月に釣れるヤマメは、同じグループの魚ではない可能性があります。

その場合、気になるのはダムに居たヤマメはどこに行ったのか? と
支流の銀毛ヤマメは何なのか? です。


ダムでの釣果報告を見ていると、5月ぐらいまでは何とか釣れているようですが
それ以降は消息不明に近い状態で、ダムでの釣果は見かけなくなります。

支流に上がっていない大きなヤマメはどこに居るかですが
もしかすると水温の低いダムの深い層に居るのではないかと思っています。

理由の一つとして、他のダム湖ですが禁漁になる10月頃にダムから遡上する大イワナ・大ヤマメが
複数匹まとまって遡上している写真が撮られている事です。

40cm以上のサイズ帯で婚姻色の出たヤマメが写っている事から
そのダムでは、10月頃に遡上があるのでしょう。

10月頃に遡上があるという事は、それまではダムに居る訳ですから
7月に支流では釣れません。


では、支流で7月に釣れている銀毛ヤマメは何なのか?

ダムから上って来ていないなら、川に居たヤマメという事になるので
ダムまでは下っていない銀毛ヤマメの可能性もあるかな? と思っています。

ダムや海に下らなく川に居続けても銀毛はします。 (長良川で言うシラメ)

その海まで下らなかった魚は、細長く今回釣ったような魚に似ていて
サイズ的にも納得のいくサイズ帯です。


ダムに居る40cmを超える大きなヤマメは、10月頃に上ってくるので支流で釣れる事は稀で
ダムまで下らなかった尺ちょっとぐらいの銀毛ヤマメが、支流で釣れている。

これなら状況にも合致しているのですが、何の根拠も無い仮説になるので
そういう考え方もあるんだなー。 ぐらいに思ってください。



後日、長良川で釣った川育ちのアマゴ。   体高があって良いね。 
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盆休みは、釣り人の少ない長良川水系などで釣りをしていました。

せっかくの連休だったので、色々と実験してみたり
今年まだ行っていない川への釣行もあったので
後日、ブログにて報告させていただこうと思っています。



9月の定期釣行会は、9/22(土) 9/23(日)を予定しています。

まだ確定ではないので、変更があるかもしれません。


釣りに関する質問等は、ブログのコメント・メールにてお気軽にどうぞ。
答えれる範囲で、お答えします。


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プロフィール

taku

Author:taku
 
内山 拓巳(うちやま たくみ)
愛知県在住の釣り人

渓流のドライフライをメインに
オフシーズンは、ニジマスなど
年中釣りをしています。




フライフィッシングサービス 春夏秋渓も宜しくお願いします。
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